大腸がん
症例1.
直腸がんと同時に肝転移と数え切れないほどの肺転移があった
健診で便潜血反応が陽性のため精査したところ、すでに肺・肝に転移した直腸がんと診断されました。直腸がんの手術を行ったあとに、転移巣に対して抗がん剤(5-FU+アイソボリン)による治療を2クール行いましたが効果がないため、経口抗がん剤のTS-1に変更し、高活性NK細胞療法を開始しました。高活性NK 細胞療法を始める前のCEAは37.2~41.6ng/mlと高値が続きましたが、3回目の治療後に9.2、4回目では6.9と急速に低下しました。治療前と6回終了後のCT写真を比べると、肝臓に数ヶ所あった転移巣は3ヵ月後にはすべて消えました(写真1)。

両肺には、0.5cm~1cm前後の転移が数え切れないほど(数100個)散らばるようにありましたが、これも大きさ、数が半分以下に減りました(写真2)。

この間、副作用はなく患者さんは毎週ゴルフを楽しみ海外出張もされ、QOLは良好でした。
血管から入れる通常の抗がん剤に比べ、経口抗がん剤TS-1は副作用が軽く患者さんに取っては使いやすい薬です。これまでの経験から、当クリニックで行う免疫細胞療法とTS-1の組み合わせによって大きな相乗効果が期待できます。






